離婚後は家を売るべき？家を売る際の注意点を把握しましょう
離婚後は家をどう扱うかに悩まれるかもしれません。
家を残すべきか売るべきか、財産分与の観点から考えることは大切です。
家を売る場合の注意点もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
□離婚後の財産分与とは？
離婚をすると通常、財産分与を行います。
財産分与とは、夫婦が2人でつくり上げてきた財産を分配することを指します。
財産分与は婚姻期間中に築き上げられた財産があれば、妻と夫双方とも相手に請求できます。
ここでポイントになるのが、双方ともに請求する権利があることです。
たとえ、離婚の原因をつくった有責配偶者であっても、財産分与を求められます。
また、財産分与は大きく3つの種類があると考えられています。
ただ、その区別は曖昧なので参考程度にしていただいた方が良いです。
1つ目の種類は、決算的財産分与です。
これは夫婦が婚約期間の間に築いた財産を平等に分配するものです。
2つ目の種類は、扶養的財産分与です。
離婚をすることによって、どちらか一方が困窮状態になってしまう場合、その相手が生活保障の趣旨で財産を分配するものです。
3つ目は、慰謝料的財産分与です。
離婚の原因になったパートナーが相手に対して慰謝料の趣旨で慰謝料を分配することです。
財産分与は、2人で形成した財産の分配を指しますが、家や土地なども含まれます。
現金などのように簡単に分割できるものでない場合、売却して現金化してから財産分与を行う方法があります。
または、どちらか片方の所有物にしてしまい、その評価額の半分を現金で支払う方法もあります。
□離婚で家を売る際の注意点とは？
続いては、離婚によって家を売ることになった際の注意点をご紹介します。
1つ目は、財産分与は離婚後のタイミングで行うことです。
その理由は、離婚をする前に財産を分けると贈与になってしまうからです。
贈与として扱われると贈与税を支払う必要があります。
そのため、財産分与は離婚後のタイミングで行っていただくと良いです。
2つ目は、住宅ローンを完済させることです。
通常、ローンの残っている家は売却できないです。
あらかじめローンを完済させておくと良いでしょう。
□まとめ
本記事では、離婚後の財産分与や家を売る際の注意点をご紹介しました。
財産分与は離婚後に行うことやローンを完済することを説明しました。
この記事が参考になれば幸いです。
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