相続手続きをしなかったらどうなる?リスクを押さえておきましょう
「相続に関する手続きをするのが面倒くさい」
このように思われている方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、相続手続きをしなかったらどうなるかのリスクについて解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
□相続の手続きをしないことによるリスクとは?
相続手続きをしないと4つのリスクが考えられるでしょう。
1つ目は、不動産の相続登記をしないリスクから説明します。
土地や建物などの不動産を相続したら、法務局にて相続登記をする必要があります。
相続登記をしないことで、いくつかのデメリットを被る可能性があるでしょう。
そのうちの1つに、第三者に登記されてしまって権利が奪われることです。
また、後の世代の相続登記がより複雑化してしまって、家族間のトラブルになることも挙げられるでしょう。
2つ目は、預金の権利が失われるリスクです。
もし預金を相続したら、金融機関で名義変更するか解約払い戻しを受ける必要があります。
いずれかを行わずに10年間放置していると、「休眠預金等活用法」が適用されてしまう可能性があります。
適用されると、預金が公益活動のために使用されることがあるでしょう。
3つ目は、株式の名義変更をしないリスクです。
株式の名義変更をしていないと、会社から株主総会の案内なども受け取れず、配当金も得られないでしょう。
他の株主権も行使できなくなります。
4つ目は、相続税の滞納状態となるリスクです。
相続を行う際には、相続税が発生する場合があります。
相続税は、申告と納付を行う必要があります。
それらは、相続開始後から10ヶ月以内と定められています。
期限以内にできないと、延滞状態となってしまうでしょう。
そうすると、延滞税や不申告加算税などがかかって税額が大きくなってしまうリスクが発生します。
□10年放置した相続手続きはどうなる?
上記では、相続手続きを放置することでの様々なリスクを見ました。
ただ、中には10年ほど放置されている方もいらっしゃるかもしれません。
その場合、今からでも遅くないのでしょうか。
結論は、今からでも遅いことはなく、手続きを始められます。
ただ、様々な手続きには期限や時効が設定されていることが多いです。
遅れたことによって、罰則や追加の税負担などもあるため、注意していただくと良いです。
□まとめ
今回は、相続手続きをしなかった場合のリスクについてご紹介しました。
長年放置していても手続きは可能ですが、罰則や追加の税負担があることを押さえておきましょう。
早めに手続きを完了させられることをおすすめします。
売却に関することで分からないことや気になることがありましたら、お気軽に当社までお問い合わせください。
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