相続で発生するトラブルとは?事前に防止するための対策を押さえておきましょう
相続では、しばしばトラブルが発生します。
事前にどのようなトラブルが発生するかを知っておくことで、トラブル回避ができることもあります。
そこで今回は、トラブルを防止するための対策をご紹介します。
ぜひ参考にしていただけると幸いです。
□よくあるトラブルをご紹介
相続ではさまざまなトラブルが発生する可能性があります。
ここでは、その中から4つのトラブルをご紹介します。
1つ目は、不動産をめぐるトラブルです。
不動産は、現金と異なり分割するのが難しいです。
そのため、分割する方法や割合に関してトラブルになることがあります。
そのうえ、相続した不動産を売るかどうかでも揉めることがあります。
不動産を保有し続けたい方もいれば、売った方が良いと思う人もいます。
2つ目は、兄弟間で遺産分割の割合について揉めるというトラブルです。
法律上では、兄弟の相続分は平等です。
しかし、実情はそうもいかないことが多いです。
例えば、「兄は大学までずっと学費を払ってもらっていた」
その一方で、「弟は奨学金を借りて自分で返済している」といった事情が起因して分割の割合が変動することがあるのです。
この場合、弟は不平等さを感じて相続分を多くもらいたいと主張するかもしれません。
このような場合はトラブルに発展する可能性が高いです。
3つ目は、遺産に借金がある場合のトラブルです。
被相続人が借金を抱えていた場合、借金も相続の対象です。
借金をどうするかで揉める可能性があります。
4つ目は、遺言書の内容が偏っている場合のトラブルです。
被相続人が亡くなった際に、遺言書を残すことがあります。
その遺言書の内容が偏っていると、トラブルに発展する可能性が高いです。
□トラブルを防止するための対処法とは?
続いては、トラブルを回避するために押さえておきたい対処法をご紹介します。
まずは、財産目録を作成しておくことです。
全ての財産を正確に把握することは難しいです。
そのため、しっかりと財産の内容を整理して、財産目録をつくることが大切です。
これは、遺産の範囲に関するトラブルを避けるために役立ちます。
また、相続税がかかるかどうかの確認もしていると良いです。
相続税の基礎控除に関連して、相続税がかからない場合もあります。
さらに、遺産の分割方法も知っておくと役立ちます。
遺産の分割方法について相続人が共通認識を持っておくことは非常に大切です。
最後に、法定相続人の数を確認することは肝心です。
相続人の数が多ければ多いほど、話が複雑になることが多いです。
事前に人数を確認しておくことをおすすめします。
□まとめ
今回は、相続に関するよくあるトラブルをご紹介しました。
そして、トラブルを防止する方法として財産目録の作成・法定相続人の確認などを挙げました。
今回の記事がトラブル回避に役立ちましたら幸いです。
売却に関することで分からないことや気になることがありましたら、 お気軽に当社までお問い合わせください。
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