任意売却では債権者の同意が必要!理由をご説明します!
住宅ローンの返済が滞っている方で、任意売却を検討している方は少なくありません。
任意売却を実行するためには、債権者の同意を得る必要があります。
今回は、債権者の同意を得る理由と、同意を得るためのポイントをご紹介します。
任意売却をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
□任意売却をするためには債権者の同意が必要!
なぜ債権者の同意が必要なのでしょうか。
それは、抵当権を抹消してもらわないと、任意売却ができないからです。
法律的には、抵当権が付いたまま不動産を売買する取引は可能です。
これを抵当権付き売買と言います。
これは、購入者にとってリスクが大きく、債権者が抵当権を実行すれば所有権の権利を失ってしまいます。
したがって、任意売却を行う前に、債権者と交渉して抵当権を抹消してもらう必要があります。
□債権者の同意を得るためのポイントとは?
債権者から同意を得るためには、債権者がどこを重要視してみているか把握する必要があります。
以下でそのポイントを3つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1つ目は、不動産の相場の価格です。
債権者である金融機関は、不動産の価格に詳しいわけではありません。
そのため、根拠が明確になった不動産会社からの不動産査定書があると、交渉に応じやすいです。
ただし、債権者は不動産査定書に書かれた価格が相場とかけ離れていないかチェックします。
相場とかけ離れすぎている場合は、同意が得られないため注意が必要です。
2つ目は、残債の金額です。
残債と価格の関係についても、重要視しています。
売却価格が残債より明らかに安ければ、同意は得にくいです。
3つ目は、競売までの期間です。
基本的に、競売の公告が近くなればなるほど、任意売却の同意は得にくくなります。
債権者の中には、差し押さえ登記・競売の申し立てが行われた時点で、交渉に応じない債権者もいます。
代位弁済よりも以前であれば、任意売却を勧めている債権者も多いです。
代位弁済より前に任意売却を申し出た場合、競売の申し立てを半年ほど待ってもらえる可能性もあります。
以上3つが、同意を得るうえで、非常に重要になります。
□まとめ
本記事では、債権者から同意を得る理由と、同意を得るためのポイントをご紹介しました。
本稿が任意売却をお考えの皆さんのお役に立てれば幸いです。
売却に関することで分からないことや気になることがありましたら、お気軽に当社までお問い合わせください。
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