マンションの売却に経過年数はどのような影響を及ぼすのかわかりやすく解説します!
マンションの売却において「経過年数」が重要であることをご存じでしょうか。 こちらは、不動産の減価償却の計算方法に関わってきます。 今回は、経過年数がマンション売却に与える影響についてご紹介します。
□マンションの経過年数って何?
マンションの経過年数とは、マンションを購入してから売却するまでの期間のことを指します。
ここで、「マンションの建築年数ではないこと」に注意するのがポイントでしょう。
経過年数は、6ヶ月以上の端数は1年と計算して、6ヶ月未満は切り捨てます。 例えば、平成9年4月から平成30年8月の場合、所有期間は21年4ヶ月です。 この場合の経過年数は、21年と計算できるでしょう。
こちらの経過年数は、「減価償却」の計算方法に関わってきます。 そして減価償却は、マンションを売却する際に発生する「不動産譲渡所得」に影響を与えます。 つまり経過年数によって、マンションを売却した際に支払う必要がある金額に違いが出てくると言えるでしょう。 こちらについては、次の項で詳しくご紹介します。
□経過年数がマンション売却におよぼす影響とは?
減価償却とは、不動産ができてからの年数に応じてその価値を計算する方法です。 こちらは、年数によって劣化して価値が減少していく不動産の価格を計算するために用いられます。 減価償却は、一般的に事業用の会計手続きで使用されるものです。 ただし、個人の自宅用マンションも例外的に減価償却の対象となっているため、注意が必要になるでしょう。
しかし、不動産のうちで減価償却の対象になるのは建物部分のみです。 土地は年月とともに価値が減少するとみなされないため、減価償却の対象にはなりません。
減価償却費の計算方法は法律で定められていて、以下がその計算方法です。 「減価償却費 = 建物購入代金×0.9×償却率×経過年数」
□まとめ
今回は、経過年数がマンション売却に与える影響についてご紹介しました。 経過年数は減価償却の計算に必要なものであり、マンションを購入してから売却するまでの期間を指します。 そして、この減価償却は、不動産売却をする場合に発生する不動産譲渡所得を計算する際に必要です。 これらの仕組みや計算方法は分かりづらい部分が多くありますが、しっかりと知識を付けておけばマンション売却での失敗を防げるかもしれません。
当社では、不動産売却についてご相談を承っております。 売却に関することで分からないことや気になることがありましたら、お気軽に当社までお問い合わせください。
株式会社マコトーマス
福島本店
福島市泉字早稲田 14-11
TEL.024-529-6782
郡山営業所
郡山市西ノ内一丁目 5-14 遠藤ビル 103
TEL.024-954-9557