実家の空き家問題どうする?
「実家を相続したけど、マイホームがあるため放置している。」
「空き家となっている実家を処分したい。」
このような悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか。
しかし、空き家となった実家を放置することで、リスクがあることをご存知ですか。
そこで今回は、空き家を放置する際のデメリットや処分の可否についてご紹介します。
□空き家を放置するリスク
現在、相続で親の実家を引き継ぐ40代の方がとても増えつつあります。
この年齢ではすでにマイホームを取得していることが少なくありません。
そのため、マイホームを持っていると空き家を放置しがちです。
しかし、空き家を放置すると多くのデメリットがあるため、おすすめしません。
1つ目は、建物の傷みが進行する点です。
家を放置するということは、家をずっと締め切った状態にしてしまいますよね。
家を締め切っていると、湿気がこもり、カビが発生し木が腐食してしまいます。
定期的な換気や掃除をするといいのですが、空き家が遠方だと非常に面倒ですよね。
2つ目は、固定資産税を払い続ける必要がある点です。
不動産の所有者は納税の義務が生じます。
すでにマイホームを所有している方は、ご自身の家と空き家の両方について税金を納めなければいけません。
大きな負担ではありませんが、毎年無駄な出費が発生することは避けたいですよね。
3つ目は、近隣の方からのクレームの原因となる点です。
最近は、地震だけでなく、台風や豪雨などの自然災害によって家が壊れてしまいます。
瓦が飛ばされて隣の家に直撃したり、通行人に当たったりして、損害賠償を請求されると大変ですよね。
また、庭の草木が伸びて、近隣の住宅や道路に飛び出したり、害獣や害虫の住処となったりして近隣に迷惑をかけます。
□空き家が処分できるかどうか
不動産を相続した際に、その不動産を共有財産として相続すると、相続人全員の承認が得られないと、処分はできません。
また、土地に建物が残っていると、更地にしないといけない場合もあるため処分は難しいです。
こうして悩んでいるうちに不動産の価値が下落し、売却する頃には買い手が見つからないということもありえます。
そのため、処分に困りそうな場合は売れるうちに売る方がいいでしょう。
しかし、とにかく売っておけばいいと考えることはやめましょう。
まずは、売却以外の方法を見つけるために、不動産会社に相談することをおすすめします。
□まとめ
今回は、空き家を放置する際のデメリットや処分の可否についてご紹介しました。
空き家を放置する際のデメリットについてご理解いただけたでしょうか。
当社は、不動産の売却や活用方法に関するご相談を受け付けています。
相談したために不動産を強制的に売却させられることはないため、ぜひご利用ください。